
治療というハード面と心のケアというソフト面両方でのケアが必要です。
生まれたばかりの赤ちゃんの平均身長は50cm程度にすぎませんが、乳児期、学童期、思春期等を経て大人になるまでに、身長は通常3?3.5倍程度伸びます。
この間の成長のしかたには個人差がありますが、身長の伸びる速度や伸び方にはほぼ一定したパターンがあり、乳児期には急激に伸び、その後はゆるやかに成長して、思春期に再び急激に伸びるようになります。
このようなパターンになるのは、成長する過程で、さまざまなホルモンが成長を調整しているからです。 また、成長に個人差がみられるのは、両親の体格や子ども自身の体質、栄養、生活環境、運動などさまざまな要因の影響を受けるためです。
成長のラストスパートとなる思春期を迎える時期が早いか遅いかによっても、最終的な身長は変わってきます。
背が低くても、「そのうち伸びるだろう」とついつい見過ごしがちですが、成長ホルモンによる治療は、なるべく早い時期から開始した方が大きな効果が期待できます。
背が低いことは、劣等感やいじめの原因ともなり、精神面にも大きな影響を与えますから、なるべく早い時期に治療してあげたいものです。
成長障害の子供は、医師や養護の先生、検診での保健婦さんの相談等で成長障害を指摘されることが多いようです。自分一人で悩むのではなく、心配なことはどんどん相談してみましょう。適切な対応をしてくれるはずです。
成長ホルモン治療はさまざまな成長障害に有効といわれていますが、お子さんにとっては先の見えない治療でもあります。
「どんどん身長が伸びるかもしれない」という期待と、「思ったように身長が伸びないかも知れない」という不安の間で強いストレスにさらされます。 また、成長ホルモンによる治療は注射による投与が多いため、毎晩痛みを伴うことを強いられます。
